養殖ワカメの収穫は4月の10日頃に終了しましたが、
養殖業者の仕事は、その後も続きます。
まず、ワカメの生えていた親縄と呼ばれるロープ、
1本60mが一軒当たり50本ほどを「ガワ」からはずして抜いてきます。
親縄には、ワカメの根が強力にまきついて(株)、中にはワカメ(葉)が残っている株もあります。
それゆえ重さもあり、油圧式などのローラーが据えてある船での作業となります。
親縄を抜き終えると、ガワの撤去となり、
養殖施設全体を陸上へ引き揚げます。
陸では、ロープに絡んだ流れ藻や付着したイガイやフジツボを落とすなどの掃除をして、
また11月頃の沖出しに、すぐ使えるように収納して、
やっとひと漁期の仕事が完結します。
それぞれが定置網漁や刺網漁を営んでいるため、
その合間に、このような仕事をしています。