「でも、俺たち仕事だけはあるからなぁ」
失業者の話題になれば、そんなことを言いますし、
自冶体の財政が厳しいことも、
そのつけを次の世代に背負わせてはいけないことも、
漁業者だって分かっているつもりです。
なぜ、このようなことになってしまったのか、
その責任はどこにあるのか、
そのような検証が行われているとは、到底思えませんが。
その上で、どうしなければいけないのか、考えるのであれば分かります。
自営業者のみならず、勤めている人も、そうでない人も、
その家族だって、多くの人がカツカツの生活をしている、
これ以上、何をどうしろっていうのか!!というほどの。
そこへ、さらに我慢を強いろというのですから、
行政も、それ相当の覚悟がなければおかしいでしょう。
仕分け人どもが、役人をつるし上げて、それがテレビに流れたところで、
この難局を乗り越えようと、共感することが出来ないのです。
小田原の事業仕分けで、市民の仕分け人などは、
魚価経営安定のための事業を不要としたことに、
仕分けを担当した友人に妻が抗議すると、
「担当した仕分け内容ではないので、私に講義する内容ではない。
ただ、漁業者が死活問題だというくらい、影響のあるものとは思わなかった。」
とのたまったものです。
経営の悪化は、子供の教育にもすぐに影響が出ることなので、
考えているんでしょうね。
ちなみに、小田原市でも、
いくらなんでも不要にはできないとの考えで、
事業は継続となったようです。