

今日は、小田原市漁協刺網部会のヒラメの放流がありました。
ガスがかかり少々見通しが悪かったのですが、
波・風ほとんどないベタ凪、
放流魚が海底で落ち着きやすい絶好の放流日和、
順調に作業が進みました。
小田原の刺身漁業者にとって、最も重要な魚種ですので、
元気に育ってほしいです。
しかし、どこまでも広い海に放流したところで、
どこかに行っちゃうのでは??と思われる方もいると思います。
追跡調査で、漁獲の中心サイズである1キロちょっとまでは
ほとんど放流場所近くにとどまっていることが分かっています。
ただ、大きくなると大きく移動することが多いようで、
もちろん放流後間もなくどこかへ行ってしまうヒラメもいるでしょう。
逆に、私が獲っているヒラメも他所の誰かが放流したものが、
多分に含まれていると考えられます。
普く放流することにより、まわりまわって放流の恩恵を受けることができると思っています。