ウニの一種、ガンガゼをご存知でしょうか。
何より棘が長く、触るに触れない代物です。
更に、かなりの大喰いで、片っ端から海藻をついばんでいく、
要注意生物です。
小田原漁港の拡張された新たな港(海真丸の停泊する新港の南隣り)で
ガンガゼが大発生しているとの水産研究センターからの情報で、
小田原市漁協刺網部会と、水産研究センターが、
今日、駆除作業を行いました。
このガンガゼが我々の操業する周辺の海域へと棲息域を拡げるようなことがあれば、
海藻を食べ、あるいは住処としている様々な魚介類が、
大打撃を受けることとなります。
ひとたび磯焼け状態になると、その回復はよういではないとのこと。
その一因となるガンガゼを除去することは、大きな意味があります。
今日は地元早川のダイビングショップとそのお客さんのダイバーさんに協力をいただき、
次から次へとウニを拾ってもらいました。
我々はそれを引き揚げ、水産研究センターが大きさ、個数などを計り、記録しました。
すべてを獲ることはできなかったものの、実入りのいい産卵前のガンガゼを大量に獲ったことには、
大きな効果があったと思います。
漁場環境を維持する活動は、今後も継続して取り組んでいきます。