今朝も、イセエビの刺網にカワハギの刺網、
どちらも極めて低調な漁模様でした。
イセエビの刺網は、イセエビが既にほとんど獲れなくなり、
ナマコもまだアテにならず、
本命のサザエもめっきり少なくなって、
もう、どこへ網を掛ければいいのやら、
目標もなく、適当に網を打つ始末。
そして、わずかに羅網するサザエには、
一目で、稚貝放流したものと判る個体が、時々混じります。
これは、まだ蓋の計㎝ほどの小型で、
今年放流したものでしょうか。
確実に成長していることが、殻の色の変化からわかります。
フジツボなども、ほとんどついていません。
おもしろいのは、殻から伸びる刺です。
放流後の棲息環境により刺の有無・大小が決まると、
放流に携わる水試の研究員は言いますが、
刺の成長の大小には個体差もあるようです。
因みに、サザエの大きさは蓋の直径で計ります。
このサザエも成長したとはいえ、まだまだ小さく、
規則の上からも獲ることはできません。
再び海へと還ってもらいました。