先日、私が再捕したアンコウの放流地が判りました。
神奈川県水試相模湾試験場の調べで、
なんと、青森県の下北半島で放流されたものでした。
今月に2個体捕ったのですが、
どちらも青森県の風間浦村を中心とする地域で
放流されたもので、
1~2年かけて小田原沖で再捕されました。
実際に移動にかかった時間もわかりませんし、
その間の経路もわかりませんが、
はるばる泳いできたのです。
その回遊する姿に思いを馳せるとともに、
津軽海峡ともつながっていたのかと、
アンコウの生態について、ナゾは深まるばかりです。
このアンコウの標識放流を中心になっておこなっている
「風間浦村きあんこう資源管理協議会」の皆さんは、
今年の3月8日に行われた全漁連主催の
第15回全国青年・女性漁業者交流大会に、活動発表を行っています。
「わいど村のキアンコウをトップブランドへ!ー風間浦村キアンコウ単価倍増へのとりくみ」
と題して、標識放流とともに、小型魚を漁獲せず放流、
ブランド化に」よって価格上昇、地域振興をはかるといった内容で、
その自主的、積極的な取り組みには、
頭が下がります。
私たち小田原市漁協の刺網部会と、女性部による活動にも
とても参考になります。
(全漁連の大会資料に詳しく載っています)