3年間禁漁後の柴のシャコ漁

10051701.JPGのサムネール画像
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神奈川県は相模湾と東京湾の2つの海域に面しますが、

海の環境は大きく異なり、

漁業種類も当然違ってきます。

その東京湾を代表する横浜市柴漁港のシャコ漁が、

16日再開されたと、

神奈川新聞の記事になっていました。

漁前日の様子と初日の模様、

2日続けて大きく取り上げており、

漁業者のみならず、多くの人が待ち望んだ漁再開の

関心の高さがうかがえます。

かつて、柴のシャコといえば、シャコのトップブランドでしたが、

資源量の減少から、

3年間の禁漁になりました。

この3年間の苦労はいかばかりのものか、

漁業士会で顔を合わせる機会があり、

「今、サバを釣りに行ってんだけど、慣れない商売でさぁ」と、

げっそりやせてしまった柴の漁師、

何と返せばいいのか、窮してしまいました。

その初日の模様、

新聞によりますと、しっかり身の入った、いいシャコが獲れたと

伝えておりました。

加工に追われるかつての活況が早く戻ることを願います。

もっとも、漁業者としては、

明日はわが身、メインとしている魚種がいつ獲れなくなるのかわかりません。

かつて管理型漁業の成功例として、

学生時代、私も学んだ柴のシャコ資源でさえ、なのですから。

この事例からは、いろいろと学ぶことが多いようです。

広く、浅く、いろいろな漁業種類に取り組み、

危険を分散させれば、

ブランドを確立することはできません。

難しいところです。

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