

ヤツシロガイは、磯の終わりから水深40~50mぐらいの砂地で
網にかかってきます。
砂粒の粗い砂れき底がすきなようです。
これは、イセエビの刺網にかかったヤツシロガイ。
殻の高さ29センチ超、ずっしりと重いです。
網からはずして、ころがしておくと、
口からナマコが出てきました。
マナマコ(アカ)です。
ナマコはイセエビの網に今頃かかることはありませんが、
じっと岩陰に潜んでいるところを
見つかって食べられてしまったのでしょう。
硬い殻を持たず、動きも鈍いナマコが食べられないのは、
体内に含まれるサポニンなどの成分によるものだと聞きましたが、
ヤツシロガイにとっては平気なようです。