今日は根府川の定置網・辰清丸網仕事の手間に行ってきました。
定置網は、垣網、運動場、昇り網、箱網と、
4つの部分からなりますが、
網目の大きさが異なるため、網の汚れ具合にも差があり、
それぞれの網ごとに入れ替えをします。
今日は、一番汚れがつき易く、
頻繁に交換しなければならない箱網を抜きました。
潮が速く、汚れもあって作業に手間取り、
今日は抜き網で終了、明日替え網を入れます。
写真が抜いてきた箱網ですが、
黒っぽく見えるのがムラサキイガイです。
プランクトン生活をしている幼生が流れてきて、
網に当たるとくっついて付着生活を始めます。
イガイの成長は日毎それが分かるほど、
目を見張るものがあります。
一気に網が重くなるので、イガイが付着すると
定置網漁業者は仕事に追われて、気が気ではなくなります。
また、付着生物の多さは、
海水温や富栄養化などの影響も受けていると思われます。