小田原地方は、このところ南岸を低気圧が通過したり、
晴れの予報でも天気回復せず、
雨が残ったりといった天気が続いています。
そのため、北東風が吹いたり、
雲や雨でヤマテ(山立て)がしにくく、操業しづらいです。
魚は、ヒラメ・ホウボウ・マトウダイ・アンコウ・ウマヅラハギなどが、
やや獲れています。
さて、先日「第16回全国青年・女性漁業者交流大会」が
全漁連主催であり、
神奈川県漁業士会の研修で行って来ました。
各都道府県代表の研究会や経営体が、
日頃の活動の成果を発表しました。
神奈川県からは、平塚市漁協直販事業研究会が、
JA直売所における鮮魚直販の取り組みについて
発表されていました。
私が聞けたのは一部にすぎませんが、
加工・流通・販売に積極的に取り組んでいる漁業者が
たくさんいると感じました。
特に、自分たちの獲った魚を商品化しようという意志が強く、
協業化による水産業支援制度を利用して、
加工場も立派な施設をつくっています。
当然出来上がった商品も、見栄えのするものが多く、
すでに成功事例として発表されていることもうなずけました。
また、直売所を設けるだけでなく、
食堂の運営や、学校給食への食材提供など、
取り組みは多岐にわたり、
地域に大きな波及効果をもたらしている話などを聞くと、
これが漁業の力なんだと、多くの示唆をいただきました。
もし、通りがかりに漁業者(漁協)の直販所や食堂がありましたら、
ぜひ、立ち寄ってみてください。
並んでいる商品やメニューには、
涙なしには聞けない物語が、味付けされているかもしれません。