今期のヒラメ網漁、今日で漁期が終了です。
5ヶ月間にわたって、入れていた網を引き揚げてきました。
今期の漁はいかに!?
たぐる毎に網は砂泥が付着していて、
昨年9月の酒匂川から流失した土砂が
広く海底を覆ってしまったと思われます。
また、同時に海へと流れ出た草や木なども、
時々網にかかり、
網がさけたり、操業を手間取らせました。
水揚げの中心のヒラメ、そして主力となるホウボウ・アンコウ・イズカサゴ・ムシガレイなど、
ほとんどの魚種において、
水揚げ量は減少したと思われます。
土砂流失との関係はわかりませんが、
影響は少なからずあったと思っています。
そのような中、2月の中ごろより、魚が少しずつ増え、
特にイシダイの魚群に2~3度当たったときは、
いい漁をすることができました。
「海真丸の魚を」と、ごひいきいただいたお客さんに支えられ、
経営的にもいくらか光明が見えてきた矢先、
あの震災となり、
事態は一変してしまいました。
何を失ったわけでもないのですが、
肴がほとんど売れない事態に直面してしまいました。
東電による計画停電が終了し、
少しずつ需要も回復傾向にあるように思われるところで、
終わってしまいました。
また、3月・4月は南西風の吹く日が多く、
風にも泣かされました。
こんなところでしょうか。
それにしても、こうして無事漁期を全うすることができましたこと、
皆様に感謝しています。
ありがとうございました。