「アンコウ、あとひとつかふたつ獲れないかなぁ」と、
お客さんのリクエストに、
昨夜は少し沖にカワハギ網をかけてみました。
4月まで、ヒラメやアンコウを獲っていた刺網にくらべ、
今使用しているカワハギ網は、丈も低く、網目も約11cmと細かくて、
アンコウなど大型の魚を狙うには不向きです。
それでも、たまにはうまい具合に網にからまって獲れることもあり、
そんな「たまたま」に賭けてみました。
潮がかなり濁っていたので、
アンコウがいなくても、イズカサゴが獲れるかもと、淡い期待のもと、
今朝網をたぐり始めました。
結果は全くの期待はずれ、
アンコウもイズカサゴも、影も形もありませんでした。
おまけにホシザメ(2~3匹ずつまとまって)とヤドカリがゴロゴロ。
ヤドカリはほとんどがヨコスジヤドカリでした。
ハサミに横筋(溝)があるために、
この名がついているのかと思います。
貝殻(宿貝)にイソギンチャク(ヤドカリイソギンチャク)が付着しているため、
ひと回り大きくなってしまい、
また、イソギンチャクがヌルヌルして網からはずしにくく、
手間取ります。
アンコウのかかる可能性に比べ、作業の負担がかなり大きそうなので、
沖に網を入れるのはやめようと思います。