お盆休みも終わり、学校の夏休みもそろそろ終了でしょうか。
私は先日、神奈川県立生命の星・地球博物館の特別展示「益田一と日本の魚類学」を
見てきました。
益田一氏が中心となって編纂された「日本産魚類大図鑑」が出版されたのは、
私が大学生になったのとほぼ同時期。
アルバイトをして最初に買ったのがこの図鑑(と制服)でした。
当時、日本産魚類の全種が載っていることが、
どれほど画期的なことであったのか、
私は理解していませんでした。
しかし、特別展を観てから、こうして今、かなり使いこなした図鑑を見るにつけ、
この図鑑に携わった人々に感謝の念が込み上げてきます。
やはり、必ずどの種か判別できるからこそ、常に手元に置いていたのです。
そして、その後も多くの種が見つかったり、分類が進んだりと、
魚類学の進歩も著しいものがあります。
さらに、この学問が水産や環境などの研究の基礎として役立っていることも、
きちんと認識する必要があるでしょう。