ほとんど毎日海に出て、食用になる、あるいは売り物になる魚介類にかぎらず、
海の生物には、ある程度関心のある私ですが、
稀に、なんじゃこりゃあ¥!といった生物を見かけることがあります。
今日のこの寒天状の生物、水深100mぐらいの所から揚がってきた網に
かかっていました。
12月にもひとつかかり、
水面から揚がったところでバラバラにしてしまいました。
今回は、すぐにネットホーラーを止め、
取り込もうとしたのですが。
心太よろしく、やはり体が切れてしまいました。
回収できたのがこれ、
尾部らしきものがあるので、
海中へと沈んでいったのは、肝心の頭部のようです。
写真の部分だけで約30㎝と、
それなりの大きさです。
そして、透明な殻、くちばしのような形をしている殻がありました。
殻があるということは、貝殻の痕跡、軟体動物の仲間なのかと
考えてみました。
ゾウクラゲの一種でしょうか。
もっとも、水深100mあたりの海底から海面まで揚がる途中のどこかで
かかったかもわからないですし、
体のもろさゆえ、漁業者の目に触れにくいだけで、
海の中には、たくさん泳ぎ?漂っているのかもしれません。