小田原で私と同じように刺網漁を営む和田君(和田丸)が、
この春より、シラス船曳網漁にも着手しました。
県下では「湘南しらす」が有名ですが、
ここ小田原前は、海底地形が急深かつ複雑で、
シラス漁の操業にとって難しいといわれています。
しかし、シラスの来遊はあり、かつて地引網での水揚げなどがあったようです。
和田丸はシラス漁のため、とも(船尾)を大幅に改造、
ネットホーラ(揚げ網機)をすえて船曳漁仕様となりました。
そして今月より、いよいよ漁を開始。
今日の朝市にも早速小田原前浜ものとして
獲れたての生しらすが並びました。、
こうして小田原のシラスが消費者に少しずつ知られていくことでしょう。
小田原の地物が新たに一種増え、
小田原漁港の魅力も一つ増しました。