テヅルモヅルという、分類上クモヒトデの仲間で、
体から5本の腕が伸びています。
そして、その腕は樹状に数多く分かれており、
先端からくるくるとかざる物にからみついていきます。
植物の根のようにも見えますが、
その動きは速くて活発です。
刺網にかかったテヅルモヅルは、
次々と触手を網に伸ばし、はずすのに難儀します。
冬場のヒラメ刺網では、水深80mぐらいの所で
ひとシーズンに1~2匹獲れ、
そう珍しいものではありませんが、
今日は水深20メートルほど、磯と砂地の境あたりでかかってきました。
このように浅い所で獲れたのは初めてです。
テヅルモヅルはオキノテヅルモヅルとセノテヅルモヅルがあり、
種が異なるのかもしれません。