イセエビの網はイセエビの棲んでいる磯の中にかけるので、根がかりはしょっちゅうです。これは、網の上の浮子(アバ)がひっかかってしまったもの。波にゆられて、浮子綱(あばづな)も岩のすき間に落ちてしまったのでしょう。朝、網をたぐるとき、そのすき間に浮子がぽっこりはまってあがらなくなってしまいました。浮子自体はやわらかい素材でできているので、力を入れて引っ張ると、むしれてあがってきます。このようなことは、しょっちゅうあります。