6/22夏至、いかに夜が短いとはいえ、
午前2時出船では、まだあたりは真っ暗闇。
船上を照らす手あかりはもちろん灯していますが、
やや心もとない照度。
網にかかってくる獲物やゴミなどをすべて把握できません。
これは昼間でも言えることなのですが。
そんな今朝のこと(まだ暗いのですが)、
網を手繰っていると、サッと指と指の間に切り裂くような感触が。
瞬間的に力を抜き、網から手を離すと、
そこには、エイのトゲがありました。
アカエイか、ホシエイでしょうが、
尾の付け根アタリにある毒のトゲです。
刺網にかかり、暴れているうちに網が破けて、
逃れることが出来たのでしょうが、
トゲのノコギリの歯のようなギザギザが網から抜けず、
シマイニハ、トカゲが体から抜けてしまったのでしょう。
刺されれば、救急車で運ばれることもしばしば、
命の危険もあるこのエイにだけは、刺されたくないと、
日頃より注意していますが、
そのトゲだけかかってくるとは、まったく油断なりません。
今回はケガにもならず、被害はありませんでしたが、
危険がどこに潜んでいるのか、見当もつきません。