海上も空気が清んで秋の空が広がっています。
箱根から吹き下ろす西寄りの風が、金木犀の花の香りを漂わせています。
一方、海に目を向けますと、
小田原辺りの潮は、
ほとんど毎日のようにカシマの潮となっています。
平塚~大磯の方から小田原を通って真鶴の方へとぬけていく潮流を
カシマシオと呼んでいます。
相模湾の基本的な潮の向きは、
これとは反対のサキシオ(ワシオ)でした。
しかし、ここ4~5年、カシマシオが流れる日が
とても多くなってしまいました。
サキシオとカシマシオの割合の変化やその原因などは、
神奈川県水試の研究に委ねるとして、
あまり目立たないですが、
海の大きな環境変化であることには違いありません。