昨日は、江之浦の港のすぐ上にある
八王子神社という小さな社の祭典で、
漁は休みとなりました。
今朝のエビ網はなし、ヒラメ網からたぐりました。
昨日の低気圧の影響もほとんどありませんでした。
相模湾西部の西湘地区の主力漁業は定置網ですが、
その定置網にもヒラメが入ります。
江之浦あたりでは、定置網と定置網の間に
刺網をかけているといった状態になりますが、
4月になってからは、ヒラメが刺網より
定置網で沢山獲れるようになってしまいました。
刺網は重たい鉛線(なまりせん)により、
海底まで網を沈ませて、
網のもう一辺にしょわせた浮子網(あばづな)で、
網を立たせています。
写真は、ちょっとわかりずらいのですが、
今日かかったヒラメは、
網丈約3メートルの網の一番上のほうでかかっています。
ヒラメは海底を這うように泳ぐだけでなく、
海底から何メートルも上を遊泳すると、
多くの漁師は思っています。
定置網に入る、
つまり魚に動きがあるのに刺網にはかからない。
暗い海の中層を、何匹ものヒラメが泳いでいる姿、
想像してみてください。